卵の話から

とある雑誌に「卵」の特集があり、なにげに読んでいて、素敵だなと思ったので紹介させていただきます

卵は一個の細胞。そこから出発し、人間の場合だと約60兆個の細胞でできた大人へと体を作っていきます
生物の本質は、「続くこと」。
しかし、生物の体のように複雑で秩序だった構造物は、熱力学第二法則()により、ずっと続くことができず、体は使い続ければがたがきてついには動けなくなってしまいます。
そこで、生物が編み出したのが、定期的に体をまっさらな新品に更新すること。自分そっくりの子を作り、子の形で存続し続けるということ
ただし、生物は環境の中で暮らしており、その環境がおうおうにして変化するため、子は生きていけない恐れがあります
これに対する生物の対策は、子を作る際に、自分に良く似てはいるが、少しだけ異なる幾種類かの子を作る事。そのうちのどれかは、、新しい環境でも行け残れるだろうという感じでしょうか
すなわち、体を全く同じ新品に作り替えたのでは環境の変化に対応できないので、続くために自己の同一性に少々目をつむり、ほんのちょっと違っている子も「私」だと認めてしまう。そうやって定期的に「私」を作り変えながら続いてきたのが生物なのである
「個体」には寿命があるが、子まで「私」とみなせば、私は不死
卵は、過去38億年の旅の出発点であり、不死の象徴でもありますよ的な内容でした。

「私」は、38億年ちょっとずつ変化しながら生き続けてきた「私」の継続であり、これからもちょっとづつ変化しながら生き続けていく「私」であるということ。

なんか、哲学的な内容になってしまい、じっくり考えると頭が混乱するのですが、なんとなく「私」が続いていくという話が素敵な話だなと思いました。

ちなみに、こないだテレビで100歳の方々のインタビューというかアンケート結果をやっていたのですが、「死ぬのが怖いですか?」という質問に、ほとんどの方々が「怖くないね~」と達観()されてみえるのか、笑顔で皆さんお答えになって見えたのが印象的でした。

「ん~」とうなっていましたが、もしかしたら、生物としてなんらかの形で生き続けるのだという境地に達しているのでしょうかね?

Tag:未分類  Trackback:0 comment:0